審査案内
- 問題数
- 35
- 審査時間
- 60分
- 合格ライン
- 75点
- 推奨経験
- 白帯(AIの基本)レベルと監査・内部統制の実務経験
すべての問題は五肢択一で、OMR解答用紙にマークします。複数選択・正誤判定は枠内の組み合わせを選ぶ形式、並べ替え・組み合わせは配列を選ぶ形式で出題します。配点は判断問題(L3)が3点、それ以外は2点で、素点を100点満点に換算して1〜9の等級で判定します。
出題領域
1. 監査計画・範囲とAI目録20%
2. 統制設計と運用の有効性20%
3. 証拠収集とテスト・サンプリング25%
4. モデル・データのリスク検証20%
5. 報告とフォローアップ15%
配分は特技審査の基準です。稽古・模擬審査の領域構成は異なる場合があります。
何を検証するか
- AI利用状況の目録を作成し、リスクベースで監査範囲を定める
- AI関連統制の設計と運用の有効性を評価する
- AIシステムの証拠を収集し、サンプルとテストを設計する
- モデル・データのリスク(正確性、バイアス、変更管理)を検証する
- 監査結果を報告し、フォローアップ措置を追跡する
対象受験者
- AIシステムを監査範囲に含める内部監査・外部監査の担当者
- AI統制を設計・点検するリスク・コンプライアンス担当者
- AIガバナンスの報告を受ける監査委員会の支援組織
財務諸表監査全般や監査意見の作成、モデル自体の直接的な開発・チューニングは扱いません。
領域の詳細
領域1. 監査計画・範囲とAI目録
- 知識:AI利用状況の目録(インベントリ)、リスクベースの監査範囲設定、シャドーAIの特定、規制・基準のマッピング(人工知能基本法、NIST AI RMF、ISO/IEC 42001)、監査業務の形態(保証・助言)と客観性、専門家および過去の監査結果の活用
- 技能:AI目録の不備・漏れを見つける、リスクに応じて監査対象と検証の深さを決める
領域2. 統制設計と運用の有効性
- 知識:人手によるレビュー統制と形式的承認、アクセス・変更管理の統制、ベンダー管理統制とサービス組織報告書、自動統制とベースライン、設計の評価と運用の評価の違い
- 技能:統制設計の不備と運用上の例外の識別、形式的な人手レビューを見抜くテスト手法の選定
領域3. 証拠収集とテスト・サンプリング
- 知識:証拠の適切性と十分性、サンプリング手法とサンプルサイズ、ログと再現可能性、会社が作成した情報の正確性・完全性、AIが生成した証拠(被監査組織のAI要約、監査人が利用するAIツール)の信頼性
- 技能:監査目的に合致したサンプリング設計、AI出力ログを用いた統制運用の再実施
領域4. モデル・データのリスク検証
- 知識:正解率・エラー率の指標とベースライン、バイアスとグループ別の性能、データの出所と品質、モデルの変更・ドリフトと再検証
- 技能:モデル性能に関する主張を証拠によって検証する、変更後に再検証が必要なケースの判断
領域5. 報告とフォローアップ
- 知識:指摘事項の基準・現状・原因・影響、リスク等級と優先順位、経営陣の対応方針と期限、フォローアップ監査
- 技能:指摘事項を根拠とともに報告書にまとめる、フォローアップ措置の完了を証拠で確認する
公式ドキュメント
PCAOB
U.S. GAO
特技教本 · AI監査
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