付録C 試験当日のガイド

試験前日。 各章の「ひと目でわかるまとめ」と「間違えやすいポイント」を読み返します。特に次の5組を区別できるか確認してください。適合率と再現率、リリース阻止基準と改善目標、能力評価と回帰評価、シャドウテストとカナリア、事前告知と成果物表示。

試験の基本情報。 35問、60分であり、2点(原則の確認・適用)と3点(分析型)の問題を100点満点に換算し、75点以上で合格です。

時間配分。 35問を60分で解くため、1問あたり平均約1分40秒です。最初の40分以内にすべての問題を一度解き、確信が持てない問題は印をつけておいて、残りの時間に戻ってきてください。3点の分析型問題は状況文が長く数字が多いため、数字から表に書き写す習慣が時間を短縮します。

状況を読む順序。

  1. 太字で示された条件を先に見つける。処理量、元に戻せるか、データがあるか、締切、人のレビュー余力、契約条件の大部分がここにある。
  2. 質問が何を選べと求めているか確認する(実装方式、採点方式、リリース方式、今やるべきこと)。
  3. 選択肢を読む前に「この条件なら何が正しいか」を1行で思い浮かべる。
  4. 選択肢ごとに「どの条件のせいで誤りなのか」を言えるか確認する。

同じ選択肢、異なる状況。 この試験では、同じ選択肢リストを異なる状況で使用します。選択肢だけを見て最も責任感がありそうに見えるものを選ばないでください。「すべての結果を人間が承認する」、「評価セットを実際のリクエストで再構築する」、「段階的にリリースする」は、状況によって正解にも不正解にもなります。正解の根拠は、常に状況の中の条件にあります。

形式別の要領。

形式 要領
単一選択 正解候補が2つ残ったら、太字の条件のうち片方の選択肢が違反しているものを探す
複数選択 選択肢ごとに独立して判定し、個数を合わせようと無理に選ばない
記述判定 結論と理由を個別に判定する。理由が間違っていればNo
並び替え 各段階が何を入力として使うかを書き出し、入力が先に作られる順に並べる
マッチング 確実なペアから消していき、使われない選択肢が1つあることを覚えておく

最終チェックリスト。

  • 計算問題で「顧客に実際に届いた割合」や「すでにブロックされた件」を見落としていないか。
  • 人が最終決定するという理由で、高影響のレビューをスキップしていないか。
  • 一貫性や免責文言を根拠や対応と錯覚していないか。
  • サンプルが不足しているのに、拡大やロールバックを選んでいないか。
  • リリース前の状況で、運用ログやA/Bテストを選んでいないか。

試験が終わった後。 練習セットの誤答は、解説とともに「どの条件を見落としたか」を1行で書き留めておいてください。同じ条件を2回見落とした場合は、その条件が登場する章の「間違えやすいポイント」を読み返します。